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熱処理に関する豆知識情報です。 | |||
● 熱処理の基本 | ● 焼入 | ● 焼戻し | ● 低温焼戻し |
● 高温焼戻し | ● 焼入硬さ | ● 焼入深さ | ● 質量効果 |
● サブゼロ処理 | ● 経年変化 | ● 焼なまし | ● 完全焼なまし |
● 球状化焼なまし | ● 応力除去焼なまし | ● 焼ならし |
低温焼戻し |
高い硬さと耐摩耗性が要求されるシャフト類やゲ-ジ類には、この低温焼戻しが行われます。 焼戻し温度は約150℃~200℃であり、保持時間は最低1時間以上が原則です。 低温焼戻しによって硬くて脆い焼入マルテンサイトが、粘い焼戻しマルテンサイトに変化します。 また、焼入れによるストレスが除去できると共に経年変化の防止、耐摩耗性の向上などに役立ちます。 |
高温焼戻し |
高温焼戻しは強じん性が要求されるシャフト類、歯車類、SKHやSKDなどの工具類に適用されます。 |
焼入硬さ |
焼入れを行うと硬くなります。工具鋼材の場合はW(タングステン)、Cr(クロム)、V(バナジウム)などの元素によって変わりますが、構造用鋼の場合はC(炭素)の含有量(%)のみによって変化し、合金元素には影響されません。 |