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製造設備を稼動しています。
お客様よりお問い合わせがありましたご質問の一例です。
こちらの掲載内容以外のお問い合わせも承ります、お気軽にご相談ください。
Q SKD-61材の硬度はどれくらいはいりますか?
A 製品の大小にも左右されますが、約HRC=53~56程度はいります。
高温戻し必須品です。

Q SKD-11材で寸法が20t×50w×1000Lの焼入は可能ですか?
A はい処理可能です。
但し、平面・側面部の歪みが発生いたしますので図面等で形状を確認してから
御返答(研磨しろ・納期含む)させていただきたいと思います。

Q ハイス材の納期を教えて下さい。
A ハイス材でも、様々な種類がございますので正式な材料名を教えていただけますか?
製品の大小にもよりますが、基本的には中2日~3日で処理しております。

Q SCM435材で寸法がΦ10×30、HRC=35~45、個数が1000個ありますが費用はいくら位でしょうか?
A 図面を頂けませんでしょうか?(熱処理は可能です)
営業部と協議を行い、御見積りを御提出させていただきます。

Q SKS材で熱処理後、ワイヤ-カット加工中に割れが生じてしまったが、どうしてでしょうか?
A 焼入条件並びに焼戻し条件を教えて頂けませんでしょうか?(検査表等) ワイヤ-カット加工時には、加工熱(瞬間300℃~350℃)が生じますので 要求硬度にもよりますが、焼戻し温度を400℃以上で行う事を推奨いたします。
また、材質の変更もひとつの手かと思います。

Q 穴開け加工を忘れてしまった為、元の硬さに戻して欲しいのですが可能でしょうか?(SKD-11材焼入済み)
A 焼鈍(焼なまし)を行うことで可能です。(硬度の軟化)
しかし、穴開け加工後再度焼入・焼戻しを行う必要があります。
現状の状態が最終工程(研磨等により仕上げ済み)であれば再焼入時に変寸しますので考慮が必要です。

Q サブゼロ処理を行う事で歪みが少なくなるのは本当ですか?
A サブゼロ処理を行う事で歪みを低減させる事は出来ないと思います。
歪み低減を目的とするならば、加工前の素材焼鈍や熱処理前の応力除去焼鈍を行い内部応力を取り除いてやるのが効果的かと思います。(完全ではありません)
サブゼロ処理の目的は硬度を上げるのもひとつですが、最大の目的は経年変化防止です。
昨今では焼入後サブゼロ処理(超サブゼロ処理)を行い、高温焼戻しを3回(1回は安定化処理)行うお客様も珍しくはありません。
各材質により若干処理温度の誤差はありますが精密部品等で多く行われる処理パタ-ンです。