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熱処理に関する豆知識情報です。 | |||
● 熱処理の基本 | ● 焼入 | ● 焼戻し | ● 低温焼戻し |
● 高温焼戻し | ● 焼入硬さ | ● 焼入深さ | ● 質量効果 |
● サブゼロ処理 | ● 経年変化 | ● 焼なまし | ● 完全焼なまし |
● 球状化焼なまし | ● 応力除去焼なまし | ● 焼ならし |
熱処理の基本 |
鋼は殆どの場合熱処理を行う事により本来の特性が得られます。 基本的には、加熱時の昇温速度・加熱温度・保持時間及び冷却時の冷却速度・保持時間により大きく変わります。また、表面処理を加える事でさらに特性が変化し靭性の向上や、摩耗性の向上、寿命時間の長期化を図る事が可能です。 弊社は真空熱処理を主体業務として操業しておりますが、各種表面処理(高周波焼入・浸炭焼入・ガス軟窒化・イオン窒化・タフトライド他)の受託加工も承っております。 |
焼入 |
鋼を硬く、強くする為に行う熱処理です。 硬く焼きを入れるには、鋼をオ-ステナイト化温度に加熱・保持してから急冷を行いマルテンサイト化する事が重要です。 急冷を「クエンチング」、硬くする事を「ハ-ドニング」と言います。また、冷却方法として水・油・空気・ガスなどがあります。 焼入のル-ルとして、 (1) A3又はA3-1変態点以上+50℃に加熱し、十分にオ-ステナイト化させる。 (2) 臨海区域を急冷し、危険区域は徐冷します。 オ-ステナイト化温度は、焼入れル-ルの内で最も大切なのは急冷方法です。 臨海区域を急冷し、危険区域は徐冷する。 その為には種々知恵を出さなければなりません。 危険区域を速く冷やす為には「水」や「油」使いますが、「水」は危険区域迄も速く冷やし、焼割れや変形を生じやすくなります。「油」では火災などの危険性もあります。 各材質・形状により、今まで培ってきた技術と計18基の真空熱処理設備にて最適な熱処理方法・熱処理条件並びに安定した品質をご提供いたします。 |
焼戻し |
焼戻しとは、焼入れを行った鋼の硬さを調整しねばりがある鋼にすると共に内部歪みも除去します。 |