こんにちはメタルヒートです。
今回はサブゼロ装置のご案内です。
サブゼロ処理だけでなく冷やしバメ処理にも活用できる設備となっております。
サブゼロ処理とは焼入れ処理時に発生した残留オーステナイトを0℃以下に冷却することによって強制的に変態させる処理です。残留オーステナイトを減らすことにより経年変化、置き割れの防止、耐摩耗性の向上に繋がります。
主に-80℃程度までをサブゼロ、-130℃以下の温度を超サブゼロ、-190℃程度をクライオ処理と分類しています。
弊社保有のサブゼロ装置は国内最大級の容量となっております。
【超サブゼロ処理装置(-196℃仕様)】
800×800×1200
最大処理量1000㎏/グロス
弊社サブゼロ装置の特徴は大きく2つあります。
① 大型サブゼロ装置のため大物の処理が可能。
② -196℃まで広い範囲での温度設定が可能。
ご質問・ご相談御座いましたらお気軽に連絡頂ければ幸いです。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-250
こんにちは メタルヒートです。
今月はパーマロイの熱処理についてご紹介します。
パーマロイは軟磁性材の中でも非常に高い透磁率と非常に低い保磁力を有していることが特徴です。
熱処理によってそれらの磁気特性を最適化させることが出来ます。
主にセンサーや磁気シールド、変成器といった用途に使われており、様々な分野で電動化・自動化が急速に推し進められている背景から需要が非常に高まっており、熱処理の問い合わせも増加しています。
弊社のパーマロイ熱処理の特徴として
①PB・PC問わず数多くのトライを実施しておりノウハウが蓄えらています。(勿論、量産で流動しているパーマロイ製品もございます)
②各種ガスを使い炉内環境をコントロールすることで表面の劣化や汚染を防止できます。(例:窒素・水素・アルゴン)
③希少な検査機器を取り揃えており、一般的な指標である「保磁力」以外にも「飽和磁束密度」「初比透磁率」「最大透磁率」といった測定を社内で行うことが出来ます。
下記が弊社HPのパーマロイのページです。
http://www.metalheat.co.jp/technique/index02.html
お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
こんにちは メタルヒートです。
今回は、社内で取り扱っている熱処理案件の一部をご紹介します。
最近ではお客様と弊社の間でお互いの技術や知見といったノウハウを出し合い、研究・開発も兼ねて量産立ち上げまでのプロセスを経ていく案件が非常に増えております。すでに量産を立ち上げた案件から試作段階の案件までありますが、
それらの案件に共通していることは先進性の高い用途に使われる部品(例として自動運転システム・航空機)や特性を出すことが難しい材料(パーマロイ・アロイ材など)を使用している点です。
そういった付加価値が高く・難しい熱処理を弊社は得意としております。
他社で品質が上手く出なかった案件や熱処理でお困りごとはございませんか?
お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
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新年明けましておめでとうございます。
今回は弊社での処理事例を紹介させて頂きます。
今回の依頼は3Dプリンターを使って積層造形した64チタン(Ti-6Al-4V)の熱処理です。弊社は3室式真空連続炉による高真空度とAr(アルゴン)ガスを使用することで、熱処理後の酸化・窒化を極力抑えた処理を行うことが出来ます。
積層造形の場合、加工時に表面に酸化スケールが付くことがあり、それらが熱処理(特に真空度)に影響を与えることがありますが、弊社では変わらず高真空化で処理を行うことができるノウハウがございます。
量産・試作・単品なんでも承ります。
ご興味御座いましたら、なんなりとご質問下さい。
※弊社HPにはチタン熱処理のページも御座いますのでご覧下さい。
http://www.metalheat.co.jp/technique/
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
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こんにちはメタルヒートです。
今回は弊社の超大型真空熱処理炉の治具についてご紹介いたします。
参考として使用頻度の高い汎用の治具例を下記に掲載します。
【参考資料】汎用治具
治具の寸法、投入可能数量を見ていただければ、弊社設備の処理能力の高さがお分かりいただけると思います。
また、製品に応じて専用治具を考案・作成するケースも多くあります。お客様のニーズに合わせて最適な処理方法をご提案させて頂きますのでご興味御座いましたらお気軽にお声掛け下さい。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
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こんにちはメタルヒートです。
今回は超大型真空炉での長尺製品の処理についてご紹介します。
以前、弊社にお客様から1800㎜超のシャフト形状品の熱処理が出来ないかとのお問い合わせを頂きました。
弊社保有の大型炉の寸法は1300(高)×1300(幅)×1650(奥)㎜となっており一見寸法をオーバーしているため処理できないと思ってしまいますが、斜めに入れることで最大2100㎜までは処理することが出来ます!
簡単でありますが下記の図を参照下さい。
【参考資料】 大型炉概略図
ただ、径・幅の寸法に左右されますので、詳細につきましては一度お問合せ頂けたら幸いです。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
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こんにちは、メタルヒートです。
今回は焼鈍(焼なまし)処理について紹介します。
焼鈍(焼なまし)処理には多くの種類と目的がありますが、主なものは以下の4つです。
1鋼の軟化
2内部応力の開放と除去
3炭化物の球状化
4成分元素や不純物の均一化
これらの目的に応じて焼鈍の方法(加熱、冷却)を選定します。
焼鈍の種類 |
目的・効果 |
処理温度目安 |
拡散焼鈍 |
鋳造品の成分元素や不純物の偏析を拡散し、均一に分布させる |
1000-1300℃ |
完全焼鈍 |
鋼を最大限軟化させる。結晶粒度を整える。金属組織の標準化 |
750-850℃ |
等温焼鈍 |
鋼の軟化、歪除去、被削性の向上 |
700℃ |
球状化焼鈍 |
組織を球状にすることで、鍛造時の成形が容易になる |
750-850℃ |
応力除去焼鈍 |
内部応力の除去、結晶粒度を整える |
450-650℃ |
メタルヒートでは超大型熱処理を使用することでこれらの処理を一度に大量投入して処理を行うことが可能であり、コスト面で大きなメリットを出すことが出来ます。
ご興味御座いましたらお気軽にお問合せ下さい。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
こんにちはメタルヒートです。
今回は弊社保有の超大型真空熱処理炉(以下大型炉)の特徴の1つである「容量」について少しお話させて頂きます。
現在、大型炉では長尺物はもちろんのこと量産部品も多く取り扱っております。量産部品を大型炉で処理するメリットのひとつが「容量」の大きさです。
弊社が保有する小型炉と比較してみると、
小型炉寸法:600(高)×600(幅)×1050(奥)㎜
大型炉寸法:1300(高)×1300(幅)×1650(奥)㎜
となっており容量はなんと約7.4倍にもなります。
一度に多くの製品を処理できるので、コストダウンに大きく寄与します。
現在、弊社では同タイプの超大型真空熱処理炉を4基保有しております。
ご質問やお見積りなどお気軽にお問い合わせくださいませ。
株式会社メタルヒート/http://www.heat-treatment.jp/
超大物・長尺の熱処理はお任せください
こんにちは、メタルヒートです。
今回は最近実際に処理を行った事例を紹介させて頂きます。
材質:SUS304
処理:固溶化処理
製品:700㎜(奥)×600㎜(幅)×550㎜(高)の製缶品
数量:4個
悩み:他社で見積りを取ると製品が大きいので1個につき1バッチのコストが掛かってしまう。
こうしたお悩みは弊社保有の超大型真空熱処理炉であればすぐに解決できます。
1650㎜(奥)×1300㎜(幅)×1300㎜(高)という真空炉としては圧倒的な有効寸法を持つため、今回の製品の場合はまとめて4個同時に処理を行うことができ、大幅なコスト低減を実現しました。もちろん真空炉ですので、光輝性に優れており仕上がりも処理前の状態と大差ありません。
大物・長尺物でお困りの際はお気軽にお声掛けくださいませ。
株式会社メタルヒート/http://www.heat-treatment.jp/
超大物・長尺の熱処理はお任せください
みなさんこんにちは。
メタルヒートです。
今回は熱処理の現場で実際に発生した不具合事例ととその対策についてご紹介します。
【焼鈍工程:硬度規格外れ】
■不具合内容
量産部品の応力除去焼鈍を行った際、硬度規格よりも硬い製品が検出されました。
■原因調査
通常30個/10,000個で行っていた抜取検査を120個/10,000個にn増しして硬度測定を行ったところ、量産流動開始当初とは異なる場所で炉内の熱まわりが悪くなっている事が分かりました。
■対策
処理時間を延長する事で全体の硬度を規格内に安定させる事ができました。
来月も引き続き熱処理の現場で発生した不具合内容と対策をご紹介する予定です。
それでは来月もよろしくお願いします。
株式会社メタルヒート / 大物・真空熱処理 / 愛知県安城市
HP:http://www.heat-treatment.jp TEL:0566-98-2501
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