閲覧有難う御座います。
今回は焼鈍に付いて、書いて行きたいと思います。
一口に焼鈍と申しましても色々有り、あと工程において適正焼鈍は変わって来ます。
今回は、一般的によく使用される「応力除去焼鈍」に付いて書きたいと思います。
応力除去焼鈍とは前加工にて母材に過度のストレス(今回の場合NC旋盤加工、3D旋盤加工などを指します)
受けた製品をそのまま熱処理致しますと熱を加えた瞬間にストレスが開放されてしまい製品に大きな歪みが発生いてしまい最悪使用不可の状態になってしまう事も有ります。
この様な事の無い様にする為に、応力除去焼鈍を行い焼入れする前にストレスを抜いておく事で過度の歪みの発生を抑える(出ない訳では有りません)効果として用いられる用法です。
たまにストレスリリース(SR処理)の同様の用法です。
いよいよ梅雨の始まりの時期となりました。
この1ヶ月は気分的にも落ち込む時期になります、この季節を逆手にとってレイングッズで気分転換を図るのも良いかと思います。
雨の日の自転車運転では傘差し運転は道路交通法で禁止されています。
お気に入りのレインコートで楽しく安全に外出してみては如何でしょうか?
次回は球状化焼頓に付いて書きたいと思います。
何時も閲覧有難う御座います
今回は焼き割れ、ヒビ割れに付いてご紹介致します。
皆様もご経験が御座いませんでしょうか?
依頼したら割れていた、ヒビが入っていたなどといった事が・・・
原因としては焼入れ時における歪み割れ、歪み取り時におけるヒビ割れ等が考えられます。
プレート物では中央に肉厚の薄い部分が有る場合薄い部分の冷却が早く冷却差が生じ歪みの発生に耐え切れず割る事が御座います。
ヒビ割れに付きましては主にSK類歪み取り時におけるバーナー加熱時の温度差でヒビが入る事が御座います。
対策としてはダイス鋼類に付きましては、カーボンの上に置くなどで直接風が当たらない様な対策は取れますただ 完全に予防出来る物ではない為場合によっては発生する事が御座います(お困り事 3の事象が当てはまります)
SK類に付いては歪みの出にくい炉での処理、又は比較的歪みの出にくいバスケットの中央部に置くなどの対応は 出来ますがこちらも完全に予防出来る物では無い為場合によっては発生する事が御座います。
ご依頼の際にはお気軽にお声をお掛け下さい、適切なご回答をさせて頂きます。
またお客様にご了承を頂き処理を開始させて頂きます事が御座いますので宜しくお願い致します。
いよいよゴールデンウイークが始まりました、今年は規制の無い連休となりましたが感染者数がまだ多く予防処置を講じた上で楽しい連休を御過ごし頂きたいと思います。皆様に楽しい思い出が残ります様に!
明けましておめでとう御座います、本年もメタルヒートを宜しくお願い致します。
2021年はコロナウイルスの影響により、何かと慌ただしい1年となってしまいました。
夏季オリンピックにて日本代表の活躍に観戦が出来なかったにしろ、日本中が湧き株価も一時期3万円台に到達し
経済状況の方も上向き傾向に入って来ました。
今年は冬期オリンピックも有り、年越しで日本並びに世界中の笑顔から1年がスタート出来る事を願っております。
コロナウイルス第6波が来ておりますが、皆様が今後御健康で明るく笑顔で1年御過ごし頂けます様に。
こんにちは、メタルヒートです。
今回は焼鈍(焼なまし)処理について紹介します。
焼鈍(焼なまし)処理には多くの種類と目的がありますが、主なものは以下の4つです。
1鋼の軟化
2内部応力の開放と除去
3炭化物の球状化
4成分元素や不純物の均一化
これらの目的に応じて焼鈍の方法(加熱、冷却)を選定します。
焼鈍の種類 | 目的・効果 | 処理温度目安 |
拡散焼鈍 | 鋳造品の成分元素や不純物の偏析を拡散し、均一に分布させる | 1000-1300℃ |
完全焼鈍 | 鋼を最大限軟化させる。結晶粒度を整える。金属組織の標準化 | 750-850℃ |
等温焼鈍 | 鋼の軟化、歪除去、被削性の向上 | 700℃ |
球状化焼鈍 | 組織を球状にすることで、鍛造時の成形が容易になる | 750-850℃ |
応力除去焼鈍 | 内部応力の除去、結晶粒度を整える | 450-650℃ |
メタルヒートでは超大型熱処理を使用することでこれらの処理を一度に大量投入して処理を行うことが可能であり、コスト面で大きなメリットを出すことが出来ます。
ご興味御座いましたらお気軽にお問合せ下さい。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
こんにちは メタルヒートです。
弊社では協力会社にて金属の分析・解析を細かく行うことができます。
熱処理前後での結晶構造の解析、引張・衝撃耐久試験、変色・耐食分析などお客様のニーズに合わせて多方面からの解析が可能です。
新製品や新工法のトライ、不具合対策など様々な場面で貴社の研究・開発に寄与します。
【対応可能分析】
・化学分析・物理分析・有機分析・材料評価・環境測定分析etc
お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
こんにちは、メタルヒートです。
今回は弊社の子会社である株式会社AMNによる新事業、
「AICHI DESIGN VISION」によって生まれた4商品の紹介です!
・まるで炊きたてみたいにご飯を冷解凍できる枡のおひつ「COBITSU(こびつ)」
・自動車技術から生まれた、軽くて割れない急須「十年急須」
・金属の塊から削り出した、石器の様な開梱ナイフ「OOPARTS-001」
・立体パズル&工具不要組立て!親子のおうち時間を充実するダンボールスツール「corncob」
1月末から3月中旬にかけてクラウドファンディング「Makuake」にチャレンジしました。
結果は全商品が1日で目標達成し、合計で1500万円近い支援を頂くことができました!
次のアクションとして4月24日に名古屋でリリースイベントを開催します。
ご興味ある方は是非お問い合わせください。ADVのホームページはこちら
株式会社メタルヒート(真空熱処理)
愛知県安城市/石川県志賀町
HP:http://www.metalheat.co.jp / TEL:0566-98-2501
今回は弊社での処理事例を紹介させて頂きます。
今回の依頼は64チタン(Ti-6Al-4V)の熱処理です。弊社は3室式真空連続炉による高真空度とAr(アルゴン)ガスを使用することで、熱処理後の酸化・窒化を極力抑えた処理を行うことが出来ます。
積層造形の場合、加工時に表面に酸化スケールが付くことがあり、それらが熱処理(特に真空度)に影響を与えることがありますが、弊社では変わらず高真空化で処理を行うことができるノウハウがございます。
量産・試作・単品なんでも承ります。
ご興味御座いましたら、なんなりとご質問下さい。
※弊社HPにはチタン熱処理のページも御座いますのでご覧下さい。
http://www.metalheat.co.jp/technique/
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
こんにちは、メタルヒートです。
今回は大物レールの処理事例をご紹介します。
材質:SLD-M 寸法:60×60×1350L 規格:HRC60±3
弊社大型真空炉にて焼き入れ処理を行いました。
結果として硬度は規格内かつ歪み量は最大0.8㎜程度に抑えて処理することができました。
材質・寸法問わず他社様での焼入れで想定より歪みが大きく出てしまったもの、設計段階で歪みが予想されるもの是非一度メタルヒートにご相談ください。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
こんにちは、メタルヒートです。
今回はSUS鋳物の固溶化処理の事例を紹介します。
ガス圧縮機のシリンダーで1個約200kgの重量物です。弊社の真空熱処理炉であれば外観そのままで処理が行えます。
また、投入量も今回の製品であれば最大6個までまとめて投入できるためコスト面でも大きなメリットを出すことができます。
今回の製品は溶接部が複数個所あり、不具合が生じるリスクがありましたが問題なく処理を行うことができました。
材質によっては溶接部に対して前処理でリスクを低減する方法もございますのでご相談ください。
ご質問・ご相談御座いましたらお気軽に連絡頂ければ幸いです。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
こんにちは メタルヒートです。
毎年8月下旬~9月上旬は国家資格【金属熱処理技能士】の試験の季節です。
弊社では製造に携わる社員だけでなく全社員の技能士資格の取得を奨励しており、毎年多くの社員が試験に挑戦しています。
より多くの社員が国家資格を取得することは熱処理力の底上げだけでなくメタルヒートに対する安心・信頼の可視化にも繋がっています。
今年は私も1級技能士試験を受験しており、合格目指して注力しています。結果は10月頃発表です。お楽しみに。
愛知県安城市 株式会社メタルヒート
HP:http://www.metalheat.co.jp/ TEL:0566-98-2501
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